【2025年5月】企業倒産は857件、中小企業に広がる“静かな危機”|大阪の経営コンサル

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~件数は減少も、経営改善の遅れによる息切れに要注意~
(株式会社Gron)


◆ 今年最多の倒産件数、しかし前年同月は下回る

※データ出典:東京商工リサーチ調べ

2025年5月の全国企業倒産件数(負債1,000万円以上)は857件
3月を上回り今年最多となりましたが、前年同月(2024年5月)の1,009件と比較すると15.0%減と、倒産件数は一見落ち着きを見せています。

一方、負債総額は903億8,900万円(前年同月比33.9%減)で、3年ぶりに1,000億円を下回りました。特に、負債10億円以上の倒産が激減(前年比47.3%減)していることが大きく影響しています。


◆ 倒産の「実態」は?小規模企業に集中

※データ出典:東京商工リサーチ調べ

  • 倒産の約8割(77.5%)が負債1億円未満
  • 従業員10人未満の企業が91.1%を占める
  • 中小企業の倒産構成比:100%(3カ月連続)

このデータから明らかなのは、「倒産の中心は中小・零細企業」であるという事実です。
また、倒産理由の中には人手不足や人件費高騰などの構造的な課題も見られました。


◆ 倒産業種に見る“構造変化”

※データ出典:東京商工リサーチ調べ

10産業中8産業で倒産件数は前年同月を下回った一方で、

  • 情報通信業(+25.0%)
  • 不動産業(+2.8%)

この2業種では前年より増加傾向にあります。
また、倒産件数最多の「サービス業他」は308件(前年同月比▲5.8%)と、全体の36%を占める状態が続いています。


◆ 地域別では関東・近畿も減少傾向

※データ出典:東京商工リサーチ調べ

9地区中7地区で前年同月を下回り、地域別でも倒産は減少傾向にあります。
しかし、東北・北陸では今年最多件数を記録しており、地方の一部では危機感が高まっています。


◆ Gronからのメッセージ:数字の裏にある“見えないリスク”に注意を

倒産件数の減少は一見ポジティブに映りますが、本質的な経営改善が進まないまま表面上の延命をしている企業も多いのが実情です。

現在も、以下のようなリスクが各社にのしかかっています

  • 補助金終了後の資金繰り悪化
  • 業績回復が間に合わず、金融支援に頼る経営体質
  • DX・業務改善の遅れによる競争力低下

「今は大丈夫」でも、準備が遅れると大きな転機を逃します。


◆ 中小企業の経営改善・事業再構築ならGronへ

私たちGronでは、中小企業の皆さまのために、以下のような支援を行っています

  • 売上アップだけでなく利益体質の構築支援
  • DXによる業務効率改善と人材定着
  • 資金繰りや収益性の見直しによる財務強化

企業の“静かな危機”に気づけるのは、今このタイミングです。
一社でも多く、持続可能な経営に向けた一歩を踏み出せるよう、私たちが伴走いたします。


▼お気軽にご相談ください
Gron|中小企業の成長支援・経営改善パートナー
[お問い合わせはこちら](https://gron.co.jp/contact/


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