契約書の押印、実は重要!間違った印鑑でトラブル続出…?!
皆さん、契約書に押印する時、どんな印鑑を使っていますか? 「会社の印鑑だから」「いつもこれを使ってるから」と、何となく決めている方もいるかもしれません。 でも、ちょっと待ってください! 契約書の押印、実はかなり重要で、間違った印鑑を使うと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるんです。
実は、私自身、不動産会社の内部監査室にいた頃、衝撃的な事実を目の当たりにしました。 賃貸契約、賃借契約、さらには不動産売買契約…なんと、それらの契約書に、双方とも角印が押されていたのです! 担当者や経営者に指摘したところ、会社の印鑑だから、という理由でした。
確かに、口約束でも契約は成立します。 しかし、印鑑を押す場合、どの印鑑を選ぶかは非常に重要です。 今回は、契約書に押印する際の印鑑選びについて、分かりやすく解説します。
契約書の押印で失敗しないために!印鑑の種類と役割
契約書に押す印鑑には、大きく分けて「実印」と「角印」があります。 他にも認印がありますが、契約書には不適切です。
- 実印 法務局に登録された印鑑で、個人の場合、重要な契約に用いられます。法人の場合は、会社の代表者の意思表示を明確にするために使われます。
- 角印 会社の代表者の印鑑ではなく、会社の代表印として使用されることが多い印鑑です。 会社の代表者が誰なのか特定できない場合もあります。
- 認印 日常的に使用する印鑑で、法的効力はありません。 契約書には使用できません。

角印と実印、一体何が違うの?
一見するとどちらも「会社の印鑑」に見えますが、法的効力に大きな違いがあります。
- 角印 管理が緩く、誰が押したのか曖昧な場合が多いです。 請求書や領収書など、比較的軽微な書類に使用されることが多いです。
- 実印 法務局に登録されているため、誰が押印したのか明確で、法的な責任も明確になります。 重要な契約には、必ず実印を押印する必要があります。

契約書に押すべきは「実印」!その理由を徹底解説
契約書に角印を押してしまうと、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 責任の所在が曖昧になる
誰が契約に関わっていたのか、誰が承認したのかが分からず、トラブル発生時に責任の所在が曖昧になります。 - 法的効力が弱い
重要な契約において、角印だけでは法的効力が不十分と判断される可能性があります。 訴訟になった場合、不利になる可能性も。 - 偽造・不正使用のリスク
管理が不十分な角印は、偽造や不正使用のリスクが高まります。
トラブル事例:角印使用で発生した問題点
実際に、角印を使用することで発生したトラブルをいくつかご紹介します。(具体的な事例は、プライバシー保護のため、匿名化して記述します。)
- ケース1
賃貸契約で、担当者が角印を押印、管理者は把握ができない事で保管していた契約書が紛失。 その後、家賃滞納問題が発生し、責任の所在が曖昧になり、裁判沙汰に発展。 - ケース2
不動産売買契約で、角印を押した契約書に、重要な条件が抜けていたことが発覚。 担当者が管理者に確認をせずに押印した事で損害賠償問題に発展。
これらの事例からも分かるように、契約書への押印は、非常に慎重に行う必要があります。
押印ミスを防ぐためのチェックポイント
- 契約書の内容を隅々まで確認し内容に齟齬がないか確認する。
- 使用する印鑑の種類を確認する(実印であること)、実印の保管はとても大切です。
- 押印する前に、担当者と管理者が内容を再度確認し押印する。
- 押印後、契約書のコピーを保管する(鍵の掛かる場所に保管する)
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まとめ:契約書は慎重に!正しい印鑑を選びましょう
契約書は、あなたの権利と義務を規定する重要な書類です。 契約書に押す印鑑を間違えると、後々大きなトラブルに発展する可能性があります。 今回の記事を参考に、正しい印鑑を選び、トラブルを未然に防ぎましょう!
次回の記事では、契約書の作成で注意すべき点について解説しますので、お楽しみに!

