業務改善で最初につまずく3つの壁 | 株式会社Gron

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株式会社Gron
業務改善・DX支援のプロフェッショナル

業務改善で最初につまずく3つの壁

属人化・脱アナログ・よくある失敗事例を実務視点で解説

多くの企業が「業務改善」や「DX」を掲げていますが、現場では同じ課題が何度も繰り返されています。本記事では、現場で実際によく起きている具体例をもとに、なぜ業務改善が進まないのか、どうすれば機能するのかを解説します。

属人化のリスク
特に多いのが属人化・アナログ業務からの脱却・改善施策の失敗です。これらは単なる「よくある課題」ではなく、組織の成長を阻む根本的な問題であり、適切に対処しなければ企業の競争力を大きく損なう可能性があります。
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属人化の問題
「あの人がいないと回らない」組織の危険性

よくある属人化の具体例

以下は、業務改善相談で頻出するケースです。

  • 担当者が不在だと見積書が作れない
  • 特定の人しか図面を作成できない
  • 商品・部品がどこにあるか分かるのが一人だけ
  • 過去の対応履歴や判断基準が「頭の中」にしかない

一見すると「優秀な人材に依存しているだけ」に見えますが、実態は業務プロセスが可視化・共有されていない状態です。

属人化が引き起こす経営リスク

  • その人が休む・退職するだけで業務停止
  • 引き継ぎに時間がかかり、生産性が大きく低下
  • 業務品質が人によってバラつく
  • 管理者が現場を把握できない

属人化は「人の問題」ではなく、仕組みの問題です。

煩雑な業務プロセス
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脱アナログの本質
マニュアル化と教育がゴールではない

「脱アナログ=IT導入」ではない

脱アナログというと、システム導入、クラウド化、DXツールの活用を想像しがちですが、本質はそこではありません。

重要なのは以下の2点です。

  • 業務が「誰でも理解できる形」で整理されているか
  • 誰が担当しても一定品質で回る設計になっているか

本当に必要なのは「業務の共通化」

脱アナログの第一歩は、以下の取り組みです。

  • 各種業務のマニュアル化
  • 判断基準・手順の言語化
  • 新人でも理解できる教育設計

これにより、次のような状態を作ることができます。

  • 誰かが退職しても業務が止まらない
  • 業務引き継ぎの負担が激減する
  • 教育コストが下がる
  • 管理者が業務全体を把握できる
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業務改善のよくある失敗事例
なぜ定着しないのか?

失敗例① マニュアルを作って「終わり」

非常に多い失敗がこれです。

  • マニュアルは作成した
  • しかし現場では使われていない
  • 結局「いつものやり方」に戻る

原因は、マニュアルが”業務に組み込まれていない”こと。

マニュアルは「読むもの」ではなく、業務の流れの中で自然に使われる設計でなければ意味がありません。

失敗例② 「マニュアルがあったはず」という本末転倒

もう一つの典型例がこちらです。

  • 普段から業務を共通化する意識がない
  • いざ問題が起きてから「マニュアルがあったはず」と探す

これは、マニュアルを保険扱いし、普段の業務は属人的という矛盾した状態です。

日常業務そのものが共通化されていなければ、マニュアルは機能しません。

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業務改善を成功させるためのポイント

成功する企業が必ずやっていること

業務改善がうまくいく企業には共通点があります。

  • 業務を「人」ではなく「プロセス」で捉えている
  • 現場と管理側が同じ業務フローを見ている
  • マニュアルを教育・評価・業務設計と連動させている
  • IT導入は「最後」に行っている

改善の順番を間違えない

おすすめの順番は以下です。

現状業務の棚卸し・可視化
属人化ポイントの洗い出し
業務フロー・判断基準の共通化
マニュアル化・教育設計
必要に応じてIT・システム導入

この順序を飛ばすと、「ツールはあるが使われない」「改善したはずなのに戻る」という事態が起きます。

まとめ|業務改善は「仕組みづくり」が9割

属人化は優秀さの証明ではなく、組織リスク
脱アナログはITではなく業務設計の問題
マニュアルは作ることより「使われ続けること」が重要

業務改善とは、誰がやっても回る状態を作ることです。

そのためには、現場を理解し、実行まで伴走する視点が欠かせません。

株式会社Gronは、業務改善・DX推進において、現場に寄り添いながら実効性のある仕組みづくりをサポートいたします。