株式会社Gron広報担当の田中でございます、今回は東大阪の工場で行われているイベントに参加してきました!
11月17日(金)に大阪府東大阪市で開催されておりました「こーばへ行こう」
マツダ紙工業株式会社様とたくみ工芸様の工場を見学してきましたので、その時の模様を記事にいたしました。
今回のイベントはマツダ紙工業株式会社様の森営業担当様より、イベントをご紹介して頂き、工場見学をさせていただく運びとなりました。森様、大変貴重な体験をさせて頂きましてありがとうございました。
マツダ紙工業株式会社
まず、最初に見学したのは、昭和33年(1958年)創立のマツダ紙工様の工場になります。当初の製造は段ボール資材の取扱いだけだったようですが、お客様のニーズにお応えするべく軟包装・紙器・美粧段ボール・重包装・販促POPから自社トラックの配送まで、タイムリーに対応されている様です。
ダンボール箱が出来上がるまでの工程を見学いたしました。
今まで田中が見た事もなく、機械が物凄い音と共に動き作業を行ってました。案内をしてくれた担当者の方が言われるには、同じ機械はもう市場には売っていないとの事でした。長年大切に使用してきた機械だそうです。
ダンボールが完成する流れ
左画像にありますようにダンボールの印字機械から吐き出される写真になります。
順番として、カット→印字→出荷単位に束ねる
この流れを機械と人の手作業で行われておられました。
※出荷単位はお客様の要望により枚数を指定し梱包できるようでした。
② ダンボールベッド
このベッドの強度は、1000kg以上の耐性があるとの事です。つまり、大人8人が乗っても壊れないベッドと説明を受けましたが、あまり丈夫なイメージが付かない感じでした。田中としては、個人的なノリだと思っていましたが、実際に座ってみて非常に丈夫なベッドでした。私1人ではビクともせず安心安全に快適な睡眠を取ることができると感じました。高さも丁度良く、ベッドに座ってから寛ぐ体制までスムーズにできました。
③ ECOなホームラン兜
この兜は、そうですあのメジャーリーガーのトレードマーク?になりつつある、大谷翔平選手の兜を安全にアレンジしたダンボール兜になります。お客様から大谷選手を応援する際に安全・安心な兜を作ってほしいという要望から開発された商品だそうです。
※実際にアメリカの現地でかぶっている方も居られたようで、テレビに映り込んだのを見たような気がします。
また、色のアレンジで黄色と黒色の兜も販売しております。そうです!関西の皆さんが大好きな阪神タイガースをイメージして開発された、虎カラーの兜商品も販売されておられるようです。
製造商品紹介
① ベンチ&ピクセルツール
実は石のように見えるこの商品は強化ダンボールで制作されてます。ダンボールの表面にコーティングを行う事で、そのコーティングがダンボールの強度を向上させ石のようにとても硬い状態になっていました。強度も抜群にあり大変頑丈でしたが、誰もこの商品が段ボールで製造されているとは気付かないほどで、こちらの商品は実際に近畿大学情報学部エントランスに設置されておるとの事です。
こちらの鳥井も実はダンボールで制作されています。非常に迫力がある商品で、まるで本物に鳥居では無いかと思うほどで圧倒的な存在感を出していました。この鳥居はショッピングモールのゲームセンターに展示されていて、様々な年齢層の方に喜んで頂いているとの事でした。製品の特徴はダンボールで制作していますので軽くて丈夫、環境に優しい大型オブジェです。
鳥居(大型オブジェ)
ダンボールで鳥居まで制作してしまうユニークな発想は驚きと感動を受けました。様々な商品を多数開発されており、他社にないアイデアや素材を追求されている姿勢がうかがえ大変勉強になりました。
案内をくださった社員の方に、経営方針や開発に至ったお話をお伺いすると、
「便利になる=何かが消える」
「そうならない為に何かおもしろいものを作らないといけない。不要になっても廃棄することが簡単なものを作っていきたい。」
と仰られておりました。
松田代表取締役社長の想いが商品ひとつひとつに詰まっていると田中は感じました。
令和5年に入り世の中は便利なもので溢れていますが、マツダ紙工業様のように、通常の使用方法以外のダンボールの活路を日々模索されている姿を拝見し非常に感銘いたしましたので、是非この取組みを弊社でも取扱い広く伝えたいと感じました。
マツダ紙工業様の工場見学が終了後、隣の株式会社たくみ工芸様の工場見学をさせていただきましたので、次章でたくみ工芸様の見学内容をご覧ください。
株式会社たくみ工芸
たくみ工芸様はの主な製品はスチール、ステンレス、その他金属を取り扱い加工をされております。
店舗関連の装飾及び陳列金物の製造、販売をメインに、
店舗内装のデザイン設計から施工までのトータルプロデュースを行っております。
工場と機械の風景
工場見学では実際の製作・塗装・溶接の作業の様子を見学いたしました。
工場見学が終了後、半自動の溶接体験をさせていただきました。人生で初めての溶接体験でしたが、社員の方々にセンスある・上手だよと褒めてくだったので、初心者ながらもセンスがあんだと実感いたしました!
左写真のこちらの風景はT.Labo Cafeと呼ばれておりますスペースだそうで、全て鉄素材でできているアイアンカフェカウンターになります。
六角クロメートという仕上げや、レジンを使った天板、全て自社で製作・加工されたそうです。
普段はコーヒーを淹れて飲んだり社員同士のコミュニケーションの場として利用されておられるようです。
お洒落で、ケーキセットでも出てくるのかな?と思うぐらいお店感がありました!
T.Labo Cafe
③ベンチブランコ
こちらも説明頂いた方曰くささっと考案し作品を作られたブランコになります。不安定になることなく、丈夫に設計されているため老若男女問わず楽しむことができます。
作品紹介
① オブジェ・看板
鉄をレーザーで切断、隙間なく切り抜かれたオブジェです。複雑な切断もコンピューター制御で可能のようです。複雑な形をした恐竜の形のオブジェなども制作されていました。自宅の表札やお店の看板としても作成を受託されているようで、お好きなデザインを作成依頼も可能との事です。
② スパイダー自転車
社員の方が自由な発想を形にした作品が登場します。スパイダーマンをイメージした衝立てとユニーク自転車の作品となっており、弊社の代表が実際に自転車を漕いで遊んでおりました。
お洒落なワインスタンド
絶妙なバランスで、上手く鎖を溶接し固定されています。スタイリッシュでお洒落な作品で、弊社の代表は、つい欲しいと声に出しておりました。
私田中も家に置いてあるとお洒落な雰囲気を出して演出してくれる作品だと感じました。
たくみ工芸様の社員の皆さんは、年齢問わずコミュニケーションを日々取り業務に取り組まれておられるなと感じ、特にその雰囲気を感じたのは、工場見学開始まで待機の時間があり、その際に社員同士が楽しそうに会話を交わしていたことや見学中もお互いにコミュニケーションを取りながら進行されていました。笑顔の絶えない現場で非常に楽しい雰囲気が見学している私達にも伝わってきました。
実は、たくみ工芸様はSNSにも力を入れておられおり、商品紹介や勤務中の様子が発信されております。たくみ工芸様のインスタグラムはこちらからどうぞ!
専門学校を卒業した10代の社員から50代・60代の社員と幅広い年代の方が働いておられ、人不足と言われる中上手く人材の採用と活用をされて居られる姿勢が窺え、私達経営改善や経営コンサルティングを行う立場から拝見いたしますと、理想に近い企業であると感じました。
その中でも、一番印象的だったのは、やはり社員が楽しく働くことのできる環境を社員全員参加で築き上げている企業様であると田中は感じました。
こーばへ行こうを通じて
今回のこーばへ行こうでは2社の東大阪の企業様と出会うことができ、それぞれの企業様の魅力を知ることができました。世の中には数え切れないほどの企業様がおられる中で、ひとつでも多くの企業様と出会い、情報交換や新しい発見や経営相談の依頼が増えるように精一杯探究心を持って広報として努めて参りたいと思います。
経営課題や業務課題などのお悩みや、壁打ち相手として相談したい企業の縁の下の力持ちとして課題を解決してまいります。諦めず何かありましたら、弊社までお気軽にお問い合わせくださいませ。